スウェーデンの調査では、定期的なメンテナンスを30年間受け続けていた方と、そうでない方とでは歯を一本も抜いていない方が前者のほうが30%も多いという結果が出ています。
それはなぜでしょうか?
これまで、歯科医院は「歯が痛くなってから初めて行くところ」だと考えられてきました。症状が出てから初めて治療を行うのです。しかしながらこれは誤りといえます。
なぜなら、歯牙組織はひとたび削ると二度ともとの状態に戻らないからです。ひとたび削った歯、抜いた歯というのは二度と戻らないだけでなく、その部分が弱くなってしまうために経年とともにさらなる歯科治療を必要としてしまいます。
治療をした箇所を再治療しなくてはいけなくなる方が多いのはこういった理由からなのです。だからこそ、治療しないで済むように予防することが大切なのです。
ゆえに現代では、「虫歯や歯周病になる前にメンテナンスする」ことが大切という発想にいたりました。これが、当院の推奨する「予防治療」です。すなわち、歯科医院の役割とはこれまでの「治療」から「予防」へとシフトしつつあるのです。
虫歯になってから治療するのと、虫歯にならないように予防するのとではどちらが患者さまのためになるでしょうか。答えは明白です。患者さま自身が予防のための提案を受け入れ、主体性を持って定期的な受診をしていただければ、私たちはみなさまの歯を責任持ってお守りいたします。
すなわち、当院が提案する予防治療は患者さまと歯科医院の二人三脚で行っていくものにほかなりません。当院は患者さまのよきパートナーとして良好な口腔内環境を維持するため、誠心誠意責任を持って医療を提供いたします。ぜひ、積極的に定期的な検診をお受けください。