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2023年8月16日 水曜日

口臭について

こんばんは!歯科衛生士の長塚です。
今日は口臭についてお話したいと思います。
胃腸が原因で口臭が強くなるというイメージを持たれている方もが多いですが、口臭の原因のほとんどが口の中にあるとされています。
また、起床時、空腹時や緊張時には口臭が強まります。これは、唾液の分泌量が減ることで細菌が増殖し、これにより口臭の原因物質が多く作られるためです。この種類の口臭は、生理的口臭と呼ばれ、歯磨き・食事・水分補給などにより改善するため、治療の必要はありません。
しかし、何らかの病気・疾患による口臭がある場合には、原因に対する適切な対処が必要となります。口臭の原因は、約9割が口の中にあることが報告されています。
◎原因
・舌苔
舌苔とは、舌の上にある白いコケ状の付着物を言います。口臭の原因となるガスを作り出すため、舌苔が多く付着していると口臭が強くなります。
・歯周病
歯周病の原因となる細菌が作り出すガスによって口臭が強くなります。進行した歯周病では口の中の細菌数が多くなり口臭がきつくなってしまいます。口臭は歯周病の症状の一つでもあります。
・全身疾患
全身疾患が口臭の原因になることもあります。糖尿病や肝臓病、蓄膿症などがあります。
◎予防、改善
・舌苔が原因の場合
舌苔ができる原因はさまざまであり、ストレス、口呼吸、唾液の分泌量減少などと言われています。舌の汚れを除去する専用のブラシ(舌ブラシ)などを使って、舌苔を除去することで、それに伴う口臭を予防・改善することができます。
・歯周病が原因の場合
歯周病の原因は、プラーク(歯垢)の中に含まれている細菌です。歯周病菌の多くがガスを作ります。そのため歯磨きをしっかり行い、定期的に歯科医院を受診して歯石除去やクリーニングを行うことで、口臭を予防・改善できます。
口臭は、社交的になれないなど、メンタルの部分に影響することもあります。対策を行っても改善が見られない場合にはぜひ歯科医院に相談してください。
写真の説明はありません。
2021年9月10日Facebookより

投稿者 藤井かおる歯科医院