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2023年8月16日 水曜日
今日から健康法の一つ【噛む】ことを意識してみませんか?
歯科衛生士の長谷川です。
皆さん、毎日よく噛んでいますか?そして「カ(噛)ミング30」というフレーズをご存知ですか?これは「ひとくち30回以上噛むこと」を目標としたキャッチフレーズ。口腔の健康はむし歯や歯周病予防だけでなく、全身の健康へつながる「食育」の取り組みの一つです。現代は飽食の時代。軟らかくて美味しいものが普通。私たちは、軟らかい食事を「ひとくち30回」噛めているでしょうか?
2021年にロッテが『全国噛む力調査2021』の調査結果を発表しています。47都道府県ごとの20代~60代の男女100人ずつを対象に、よく噛むことへの「意識」「知識」「行動」を聞くアンケートを実施し偏差値に表したものです。(詳しくは、ロッテのHPをご覧ください)
〈結 果〉
第1位 秋田県
第2位 福島県
第3位 大分県・福岡県
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第27位 東京都
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第47位 富山県
※全体の60%以上は食生活の中で「よく噛むこと」意識していない。
※夕食時に一口あたりの噛む回数は96%の人が「30 回未満」。
※20代の男性が噛むことを意識する割合が一番高かった。
※40代の男性の70%は噛むことを意識してない。最も意識が低い。
など面白い比較・結果がみられます。
この調査で上位ランキングの県では、意識・知識・行動全てが高得点に加え、「ガムをよく噛んでいる県」であることもわかったそうです。富山県は総合得点が低いことと「軟らかい食べ物」を多く食べている割合が一番高かったことがわかったそうです。藤井かおる歯科医院の位置する東京都は第27位…まだまだ噛みが足りない^^;
よく噛んで食べるメリットは、標語の「卑弥呼の歯がいーぜ!」(ヒミコノハガイーゼ)で説明しています。卑弥呼の時代は今から約2000年前の弥生時代。白米やカレーライス、ラーメンやパスタもありません。赤米の強飯やイノシシ肉、木の実、山の幸など硬い物ばかり。卑弥呼と同じ食事を私たちが食べると約6倍の噛む回数と時間が必要だそうです。
現代の私たちの生活は「噛むこと離れ」が進んでいるといわれています。今日から健康法の一つ【噛む】ことを意識してみませんか?
2022年7月27日Facebookより
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