スタッフの日常
2023年8月16日 水曜日
「歯切り」と言う言葉を聞いた事はありますか?
こんにちは!歯科衛生士の田中です。
皆さん、「歯切り」と言う言葉を聞いた事はありますか?
先日TVのニュースで見かけたのですが、「とらふぐ」の養殖では、トラフグの歯は鋭く、仲間をかみ殺したり、養殖いけすの網を食い破ったりする恐れもあるため、この時期になると、業者は歯のケアに精を出すそうです。
6月中旬、養殖に取り組む水産業務の従業員たちがいけすの枠に腰掛け、10センチ前後に育った稚魚の「歯切り」を進めていくそうです。
麻酔入りの容器に入れて動きを鈍らせた後、爪切りの要領で1匹ずつ下の歯をニッパーでぱちり。波に揺れながらの作業で、速さと繊細さが求められ、歯茎を傷つけ、 化膿して死んでしまわないよう神経を使うそうです。
1日5000匹のペースで処置をするそうです。2004年に、甲殻類を食べるための鋭い歯を当初は切っておらず、密集するいけすで多くが死んでしまったそうです。そこで出荷量を増やす目的で始まった歯切りは、春から夏にかけて欠かせぬ作業になったそうです。「歯も硬くなってニッパーが10本以上壊れます。両腕もパンパンになります」と、従業員の方がもらしているそうです
人間の歯は、一生に一度、乳歯から永久歯に生え変わるタイミングのみなのに、わざわざニッパーで抜く作業があるとは驚きました。人間も、とらふぐみたいに何度か生え変わると、虫歯や歯周病のリスクが減るのになぁ〜と思いました。抜かれるとらふぐの気持ちを考えると切ないですが・・・
2022年6月23日Facebookより
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