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2023年8月16日 水曜日
歯石を取ろう!
歯科衛生士の長谷川です。
私たち歯科衛生士は機械や器具を使って歯石除去をしています。患者さんから「歯石をとって欲しい」と希望されることもあります。みなさん【歯石】は「お口の中にとって良くないものだ」と…何となく…思っている?→それは正解です!ご説明いたします!
1. 歯石ができる仕組み
歯に付着したプラークの中の細菌は2週間くらいのうちに死んでしまい石灰化し、くっつき合って歯石になります。その歯石にまた細菌がくっついて…歯石が少しずつ大きくなっていくのです。つまり、プラークがなければ歯石はできないということです。そして、唾液のpHがアルカリ性に傾くと細菌の石灰化が進み、歯石を大きく成長させるのです。
歯石付着の原因は、プラークと唾液なのです。毎日の歯磨きでプラークを残さないことは大切です!
2. 歯石がお口の中にとって良くないものである理由
歯石のまわりにはたくさんのプラーク=細菌がくっつきます。このプラークが歯肉の炎症を起こすため、歯肉が赤くなり腫れ出血したり、潰瘍につながることもあります。歯肉から出た血は歯周病菌のエサとなるので、歯周病を進行させる原因にもなります。
歯石除去は口腔内の健康維持のために必要です!
いかがでしたか?
私たち歯科衛生士が「歯石をとりましょう」と言ったら…細菌がたくさんくっついてるのだなと理解していただけるのではないでしょうか?
2021年12月22日Facebookより
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