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2023年8月18日 金曜日

口角炎について

こんにちは!歯科衛生士の田中です。
先日、久しぶりに口が開きにくい、ひりひりするな〜と思っていたら、唇の端が荒れており、「口角炎」になっていました。特に思い当たる原因はなかったので、ストレスや免疫力の低下かな〜と思い、睡眠、規則正しい生活を心掛けたら、すぐ治りました😅
せっかくなので、「口角炎」について調べてみました。
☆「口角炎」とは、皮膚が
(1)カサカサする
(2)赤くなる
(3)腫れる
(4)かゆくなる
(5)ひび割れる
といった炎症が、唇の両端(口角)に起こる症状です。口内炎、ヘルペスなどと並び、口や唇のトラブルとして、よく見られる皮膚の病気です。
口角(唇の左右両端の部分)は、顔の中でもとくに皮膚が薄く、刺激を受けやすい、荒れやすい性質をもっています。
口角炎は、その口角に炎症が起き、唇の端が赤く腫れた状態になり、皮がむけたり、かさぶたになります。また、唇が乾燥する、深く亀裂するなどの症状もあらわれます。
発話や食事の際にしみたり、大きく口を開けると口角が裂けるため、痛みをともない、炎症を繰り返してしまうのも特徴のひとつです。
☆口角の炎症の原因☆
(1)唾液の消化酵素
(2)カンジタ菌
(3)ビタミン不足
(4)胃の不調
の4つが挙げられます。一般的に、疲労・ストレス・睡眠不足が口角炎を作るという考えもあるようですが、これらは口角炎の原因というよりは、免疫力の低下につながります。免疫力が低下した体に、先に挙げた4つの原因が重なることで、口角炎が発症すると見てよいでしょう。
唾液は、もともと刺激の強い「消化酵素」です。乾燥などによって荒れた状態の皮膚に、唾液が付着することで角質のバリアが破壊される「唾液かぶれ」が発症し、口角炎が起こりやすくなります。一方、「カンジタ菌」は、普段から人の体に住み着く常在菌の1つです。健康であれば問題は起きませんが、体力や免疫力が低下している状態では、菌が繁殖して口角炎が発生しやすくなります。
また、東洋医学や中医学では、ビタミンB2・B6が不足がちな食生活や、食べ過ぎなどによる胃の不調が、口角炎の大きな原因と考えられています。
☆対処法&予防策☆
1.唇・口角をなめない、触らない。
※唾液には消化酵素が含まれているため、それが刺激となり、唇の乾燥を助長させてしまいます。
2.刺激の少ないワセリンやリップクリームで保湿する。
3.ストレスや疲労をためず、十分な睡眠をとる。
4.ビタミンB群を摂取する
(ビタミンB2:ヨーグルト、牛乳、卵、ほうれん草など)
(ビタミンB6: 魚・牛肉・豚肉・レバーなど)
5.抗真菌薬・抗菌薬の軟膏の塗布
症状の改善がみられない、炎症が1週間以上続く場合は皮膚科や口腔外科の受診をおすすめします☘️
写真の説明はありません。
2021年6月24日Facebookよ
 

投稿者 藤井かおる歯科医院