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2023年8月16日 水曜日
歯の鍛え方で、顔や骨格が違う
こんにちは!歯科衛生士の田中です。
食べ物が歯を鍛える話は何度かお話していますが、歯の鍛え方で、顔や骨格が違うと言う内容をお伝えします。
硬いものを食べれば歯が丈夫になることは、今や世界の常識です。
ヒラメとカレイの見分け方としては顔の位置から「左ヒラメに右カレイ」というのが有名ですが、左側に顔があるカレイもいるため、この方法が通用しないこともあります。そこで見分け方として「歯」の違いがあります。
ヒラメは鰯や鯵を食べるので大きくて強い歯を持っていますが、カレイはイワムシやゴカイを食べるので小さな歯をしています。 歯の違いは顔の違いにも現れており、ヒラメは口が裂け怖い顔で「おおくち」と呼ばれていますが、カレイはおちょぼ口の優しい顔で「くちぼそ」などと呼ばれることもあります。
食べ物が歯を鍛えることは人間の世界にもあてはまります。ナイジェリアの子供たちは食事のメニューが魚の干物や薫製、肉は牛や鶏の硬い肉で、焼くか煮たものを丸かじりするだけでした。彼らが50歳までに失う歯は平均1本以下。日本人が平均5.8本失っているのと比べるとナイジェリア人が健康で強靭な歯の持ち主であることがわかります。
チベットでは生後2〜3ヶ月の子供に肉の丸ゆでしたものをおやつ代わりに与えて、歯茎を鍛えているそうです。
このように硬いものをよく噛んで食べることは、虫歯をなくし健康な体作るだけでなく、顔の形、表情や子供の成長、発達にまで重要なことです。
昔の人が健康な歯を維持していたのに対し、現代人にむし歯が多いのは食生活が変わったことが原因です。健康な歯でよく噛んで食べることは結果的に歯や体の健康を増進するのです。そのためにも、日ごろから歯の健康に十分気をつけましょう
2021年11月11日Facebookより
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