ブログ
2023年8月16日 水曜日
動物の歯
こんにちは。
私は、自転車で通勤しています。先日、ブレーキの効きがあまくなり、自転車屋さんに駆け込んだところ、厚さ1㎝以上あるブレーキパッドが擦り減り、金属がみえている状態でした。
10年弱の通勤でゆっくりゆっくり減っていたことに驚きました
新しいブレーキパッドに替えてもらい快調に通勤出来ている水戸部美也子です
先日見つけた記事から。
アフリカゾウは大きな牙が有名ですが、歯は何本あると思いますか?
私、これ、知りませんでした。
答えは4本!
上下・左右に1本ずつ。大きさは、大人の靴ぐらいで、噛み合わせは凸凹しており、まるで
洗濯板のようです。これで硬い木の枝もバリバリ砕きます。
しかも、顎の骨に比べて臼歯が大きく、1本ずつしか生える場所がありません。そのためか、臼歯は乳歯を含め6回生えます。一つの歯がだいたい10年使えるので、寿命は60年ということになります。
しかも、生え変わりは、人と違い奥の方から歯が生えます(水平交換)。そして前の歯が押されて、ポロっと抜け落ちます。
乳歯が抜けたら下から永久歯が生える(垂直交換)人とは大違いです。
6回生え変わるなんて、素晴らしい!と思いましたが、一つの歯がだいたい10年=寿命60年…
現在、日本人の平均寿命は男性約81.64歳、女性約87.74歳(2020年)と、65歳以上人口が、全国民の28%を超える超高齢化社会となっています。しかし、これは人間の社会だけでなく、動物園の動物たちも高齢化が進んでいるようです。
とある動物園のベンガルトラは人間の年齢になおすと100歳をこえていますが、元気に暮らしています。こうして元気で長生きできる背景には、食べ物や飼育環境の改善など、現場の方々のたゆまぬ努力があるのでしょう。しかし、一方で獣医師によると、かつて見られなかった病が増えているそうです。
その一つが歯に関するもの。
顎骨の炎症や歯を失うことは、寿命に影響します。そこで、動物を長生きさせる為に、大型の肉食獣など全身麻酔で定期健康診断を行う際、歯周病予防のため歯石の除去などを行うことがあるそうです。
さらに他の動物園では、カバが突然、食欲がなくなり、口の中をのぞいてみると、下顎の歯茎が歯周病で腫れて赤くなっていて、噛むと上の歯にが当たってしまって痛むようでした。そこで、獣医師は安全に気をつけながら金属製のヤスリで歯を削りました。カバは痛みがとれて食欲が出て元気になったそうです。
しかし、歯周病のため臼歯と臼歯の間に草がたくさん詰まっています。これをとりのぞかないとまた悪くなります。そこで、獣医師と飼育係は、毎日大型のピンセットで草を取り除き、歯ブラシで歯を磨いてあげているそうです。
人間は歯がなくなっても、噛めるようにするいくつかの方法があります。
ですが、自分の歯に勝るものはありません。
動物も人間もメンテナンスが大切ですね。
動物も人間も「歯が命」なのです!
2021年10月15日Facebookより
投稿者