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2023年8月16日 水曜日
お口ゆすぐの何回が良いの?
こんにちは!歯科衛生士の長塚です。
今日は歯磨きのあとのお口をゆすぐ回数のお話をしたいと思います。
虫歯は、いわゆる虫歯菌が糖を食べて酸を作り、これが歯の成分であるハイドロキシアパタイトを溶かすことにより起こります。これを「脱灰」といいます。
脱灰したハイドロキシアパタイトが歯に戻る「再石灰化」と呼ばれる現象が起こります。
フッ素、フッ化物を含む歯磨き粉を使うと再石灰化を起こしやすく、いったん歯に戻ると脱灰しにくいため、歯の表面が強いハイドロキシアパタイトに置き換わって虫歯に強くなります。
つまり再石灰時にフッ化物がお口の中にあることが重要となります。これが虫歯予防にはフッ素入りの歯磨き粉(ペースト、粉など)が良いといわれる理由です。
ところが歯磨きの後に何回もうがいをすると歯磨き粉に含まれるフッ化物が流れて薄くなってしまうのです。歯磨き後に汚れを吐き出した後の仕上げのうがいは、ごく少量の水で1回だけにして、しばらく飲食しないことにより再石灰化効果が高まると言われています。
現在、国内で販売される歯磨き剤の多くは身体に安全な濃度ですので安心して使用できます。
ぜひ、歯磨きの後のうがいは1回にしてみてください!
2021年8月27日Facebookより
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