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2023年8月18日 金曜日
昔の欧米のお姫様や女王様の肖像画に「歯」はめったに描かれてない⁉︎
歯科衛生士の長谷川です。
昔の欧米のお姫様や女王様の肖像画に「歯」はめったに描かれてない⁉︎って知っていましたか?なぜなら「酷いむし歯だらけだった」からという説があるそうです。
確かに、私の記憶にある肖像画は歯を見せて笑っている記憶はなく、骨格性下顎前突を勉強した時に見たハプスブルグ家の肖像画も皆口は閉じていたし、大好きだった『ベルサイユのばら』に出てくるマリーアントワネットの肖像画も口を閉じている…あの時代は地位が高い女性ほど幼い時に政略結婚させられ、つらい毎日を慰めてくれたのは甘くて美味しいお茶とお菓子だったのかもしれません。(美味しいものを食べると幸せを感じますよね〜笑)
砂糖の始まりは2400年前のインドから。十字軍がヨーロッパに持ち帰り、その後砂糖が栽培・生産され…1728年フランスで近代歯科医学の基礎が確立したそうです(フランス革命の前)。砂糖はもともと【薬】だったそうで、中世ヨーロッパでは、結核の治療など10種以上の効能があるとされ、薔薇の砂糖漬けは熱冷ましとして用いられ、貴族たちのための高価な贅沢品だったそうです。しかし、大量生産され安価になり【食品】として広まるにつれ虫歯で苦しむ人が増えてきて歯科医学が必要になったと考えられます。
日本に伝わったのは奈良時代。遣唐使が中国から蔗糖を持ち帰ったのが初め。日本でも大変高価な貴重品でやはり【薬】として使われていたそうです。一般庶民が手にできるようになったのは明治時代から。世界と比べると、つい最近ですね。
甘くて美味しい物はまた食べたくなる。それは今も昔も同じ。私は「今日も頑張ったご褒美♪」なーんて今日もアイスクリームを食べてしまいました汗。糖質は知らず知らずのうちに砂糖以外の食品からも摂っていますから、甘い物は食べ過ぎず適量で(砂糖は【薬】でしたし)。そして、美味しい物が美味しく食べられますように、白い歯を見せて笑えますように、虫歯・歯周病予防していきましょう!
2021年14日Facebookより
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