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2023年8月18日 金曜日
バニラアイスはむし歯になりにくい?
こんにちは!歯科衛生士の田中です。
さて、今日は夏場のおやつや間食にぴったりのバニラアイスのお話しをします
おやつの時間は、子供も大人も至福の時間ですよね。しかし、間食をすると虫歯になるのでは?と心配する声も少なくません。
そんな方のために、夏場のおやつにぴったりなのが「バニラアイス」です。バニラアイスはむし歯になりにくい、ということをご存知でしたか?そこでバニラアイスがなぜ虫歯になりにくいのか、その理由をご紹介します。
逆にむし歯になりやすいおやつの条件は「糖分が多い」「口の中にいる時間が長い」の2つになります。私たちの口の中にいるむし歯菌は糖分は大好物です。むし歯菌は糖分と長く接することで、エナメル質を溶かしていきます。そのため、糖分が多いおやつは虫歯になりやすいのです。
また、飴など糖分が長く口の中に残るものやドーナツやクッキーなど歯と歯の隙間に入り込みやすいもの、口の中の滞在時間が長いので、虫歯になりやすいと言えます。
さて、バニラアイスはどうでしょうか?
バニラアイスも糖分は含みますが、飴やドーナツとは違い、口の中での持続時間が短いです。冷凍庫でしっかり固まっているバニラアイスは、口に入れた瞬間すぐに溶けてしまいます。つまり、口の中の滞在時間はとても短いのです。
さらに溶けて液体になるため、歯と歯の隙間に詰まるようなことはありません。歯の表面にバニラアイスが付着したとしても、通常の歯磨きや洗口で流すことができます。だから、虫歯になりにくいおやつとして認められているのです。
ただしアイスなら何でも大丈夫!という訳ではありません。クッキーやチョコチップやレーズンが入ったアイス、コーンに盛られたアイスは、クッキーやコーンの欠片が口の中に残る可能性があります。そのため、あくまでも虫歯になりにくいのは、バニラアイスのみだと考えてください。特にカップアイスがオススメです。
虫歯になりにくいといっても油断は禁物です。夏場の間食として適しているバニラアイスは、他のおやつと比べて虫歯になりにくいのは事実ですが、食べ過ぎは歯だけでなく身体にもよくありません。適切な量で時間を決めて食べるようにしましょう!
もちろん食べた後は、通常の間食後と同様に歯磨きを忘れずに行いましょう
2021年7月8日Facebookより
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