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2023年8月18日 金曜日
口臭対策
こんばんは。歯科衛生士の大竹です。
朝起きた時、自分や家族の口臭が気になる。そんな患者さんがたまにいらっしゃいます。じつは寝起きの口臭がきつくなる原因があるのでご紹介したいと思います。
寝起きの口臭は、ほとんどの人に発生します。もちろん個人差はありますが、生理的口臭と言われています。昼間起きている時は、唾液の自浄作用によって口臭が抑えられますが、寝ている間は唾液の分泌が減ります。そのため、自浄作用が弱まって細菌が繁殖して口臭の原因である揮発性硫黄化合物が発生してしまうのです
【対策】
1.寝る前の歯磨き
口の中に食べかすが残ってしまうと寝ている間に細菌が増殖するため、寝る前の歯磨きは特に大切です。歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを使って隅々まで磨きましょう。
2.舌苔を磨く
舌の上に体積した苔状の汚れで、中には沢山の細菌が生息しています。舌の表面は非常に柔らかく傷めてしまう恐れがあるので、歯磨き粉は使わずに多くても1日1回、適度な力加減で行うようにしましょう。
3.寝る前に水分補給をする
寝ている間は500mlの汗をかくといわれていています。寝る前にコップ1杯分の水分補給をすることで口臭対策になります。
4.定期的にプロのケアを受ける
歯にこびりついたプラークや歯石は口臭の原因になります。歯石はセルフケアで除去できないため定期的にプロのケアを受けましょう。
5.起床直後の歯磨き、洗口をする
寝起きは細菌がもっとも多い状態です。起床してから朝食までに、まず歯磨きをして細菌を洗い流す、または洗口液でお口の中の細菌を減らすと良いでしょう。
生理的口臭には寝起きのほか、空腹時や緊張時にも発生します。誰にでも起こる生理現象なので過度に気にすることはありません口臭が発生する理由はさまざまですが、セルフケアに取り組んでみても口臭が減らないようであれば、ご相談ください。寝る前・朝起きた時の対策を習慣化させて口臭を防止し、爽やかな1日の始まりになるようにしましょう
2021年5月15日Facebookより
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