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2023年8月18日 金曜日
歯ぎしりや食いしばりしている人の口の特徴
おはようございます衛生士の大竹です。
最近いらした患者さんが、奥歯が痛くなるときがあると話していました。
お口の中をみてみると歯ぎしりや食いしばりをしているなとみてわかりました。なぜわかったのか気になる方もいるかと思います。歯ぎしりや食いしばりをしている方の口の中にはいくつか特徴がありますので紹介していきます。
1.くさび状欠損
歯の根元(歯と歯茎の境目)がくさびのような形で欠けたような状態になっているものをいいます。歯ぎしりや食いしばりの力が歯の根元に集中することにより、その部分が欠けてしまうのです。象牙質が露出すると冷たいものがしみるという症状がでることも。
2.口蓋骨隆起、下顎骨隆起
顎の骨が噛む力に耐えようと、過剰に発達したものです。刺激が加われば加わるほど、骨隆起は徐々に成長してしまいます。
3.舌圧痕、頬圧痕
舌圧痕→舌を強い力で下の歯に押し付けているため舌の側面が波打ったような形がつきます。
頬圧痕→ 頬を強い力で歯に押し付けているため、ちょうど上下の歯が合わさる位置に、横に白っぽい一本スジができます。
4.咬耗
上下の歯を強い力でこすることにより、歯が削れてしまいます。噛む面が平らになっており、ひどいと象牙質が露出し、冷たいものがしみる、かむと痛いなどの症状がでます。
5.噛み合わせ、歯並び
上の前歯が被さりすぎて下の前歯が見えない咬み合わせの過蓋咬合、奥歯は噛んでいても、前歯が噛み合わずに開いている開咬、咬み合わせたときに下の前歯が上の前歯よりも前に出ている反対咬合。これらは噛み合わせの影響で奥歯でしか噛み合わないことが多く、歯ぎしりや食いしばりをしてしまうことが多いです。また、ガタガタで歯並びが悪い叢生は、噛む位置が定まらない、どの位置で噛んだらいいかわからないということもあり、食いしばりをしやすいです。
みなさん、思い当たるものはありましたか?
歯ぎしりや食いしばりは無意識のうちにしてしまっていることが多いので、ご自身のお口の中を鏡でチェックしてみてください!症状がある方、歯や顎へのダメージをマウスピースで症状を軽減・緩和させましょう。
2021年4月4日Facebookより
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