スタッフの日常
2023年8月16日 水曜日
耳を澄まして見ると…
こんばんは!歯科衛生士の田中です。
先日、小学生の男の子をメンテナンスをしていた時に、聞かれた質問です。
私の施術をしている個室の横は、先生が治療する個室になっています。男の子に「隣でピー、ピー。鳥の鳴き声みたいな音が聞こえるけど、何かいるの?」と聞いてきました
私は???と疑問が湧いてのですが、ちょうど、隣の個室では、根管治療、根の治療をしていました。根の長さを測る、「根管長測定器」の音が、鳥の鳴き声に聞こえたようです
毎日、同じ音を聞いていると、何も疑問を思わず仕事をしていますが、男の子ように、歯科医院では、不思議な音が流れているんだな〜と、気付かされました。歯科医院のイメージとして、歯を削る「キーン」の音が優先的に、耳に入ってきてしまいますが、いろんな道具の音が流れているので、余裕がある方は、耳を澄まして見ると、新たな発見があるかも知れません
根管長測定器とは?
根の治療(根管治療)で重要な事は、歯根の先端まで確実に細い針のような器具(リーマー)を到達させる事です。 リーマーが、根っこの中でどの位置にあるのか把握するために使用します。 根の先までしっかりときれいにするために、根の長さを測定しています。
生体の電気抵抗値を応用したもので、リーマーが根っこの先(根尖)に近づくと音がなるように設計されています。 口の端に何か金属のようなものを引っかけられると思いますが、あれは唾液を通して電極を通すためのものです。
簡単に説明すると、根っこの先までの長さを測定します。ピーピーという電子音が鳴るのは、「根の先端近くまで来ていますよ」という合図という事です。
2022年1月27日Facebookより
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