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2023年8月18日 金曜日
歯応えのある食べ物
歯科衛生士の長谷川です。
突然ですが「歯応えのある食べ物」と聞いて、何が思い浮かびますか?
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スルメ、ごぼう、フランスパン・・・硬いグミ(お菓子)。
これらは患者さんの答えによく出てくる食べ物です。
現代は飽食の時代。美味しい物が世の中に溢れています。赤ちゃんの離乳食から「〇〇の△△△仕立て」とフランス料理風。肉や魚料理も「噛まなくても口の中で溶けるように柔らかい」なんて食レポを聞きますよね笑。噛まなくても…って…食べ物を噛む必要があるから人間の口には『歯』が備わっているのに、使わないなんてもたいない!と私は思います。
このように、近年「歯応えのある食べ物」を日常的に食べる機会が減っていると言われています。よく噛んで顎を使うことは、子ども達の顎骨の成長を促すといわれています。噛まなくても飲み込める美味しい食べ物で育っている子ども達の顎は小さく、歯並びに影響していると思われます。そして、よく噛むことは唾液の分泌を促しますから、虫歯予防にも繋がってきます。その他にも良い効果があります。
「歯応えのある食べ物」を日常の食事に取り入れましょう!スルメやフランスパンだけではありません。ちょっとした工夫で改善できます!
・目玉焼きには千切りキャベツを添えて
・野菜炒めは火を通しすぎないでシャッキリと
・キュウリやリンゴなどは小さく切りすぎないで大きめに
・肉や魚も噛まなければ飲み込めない大きさ
などなど、調理方法を少しだけ意識するといいでしょう。
乳歯歯列は2歳半〜3歳頃に生え揃うのが目安です(その子により違いはあります)。小さい乳歯がキレイな弧を描き、乳前歯で食べ物を自分に合った大きさに噛みちぎり、乳臼歯で歯応えのある食べ物も飲み込める形状に噛み砕きすり潰せるようになります。5〜6歳には体の成長と共に顎骨も大きくなり、乳歯歯列は「すきっ歯」となって永久歯が生えてくるスペースを準備していきます。11〜12歳頃に完成する永久歯歯列のためにも、食べ物をお子さんの成長に合わせていくことも必要です。
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2021年3月31日Facebookより
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