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2023年8月16日 水曜日
歯磨き粉と歯磨きジェルの違い
歯磨き粉と歯磨きジェルの違いを聞かれることがあります。何が違うの?どっちを使えばいいの?と疑問に思いますよね。
大きな違いは研磨剤が含まれているかどうか。歯磨き粉は、ほとんどのものに研磨剤が含まれています。研磨剤の細かい粒子が、歯の表面についた汚れをきれいにするのです。一方、ジェルは研磨剤は含まれていないものがほとんどで、見た目は透明で柔らかく、歯に停滞しやすいのが特徴です。発泡剤も少ないことが多いので、口の中が泡だらけにならず、時間をかけてしっかりと歯磨きができます。
ジェルだけでも歯磨剤として使えますが、始めに歯磨き粉でいた後、ジェルを塗布するように30秒〜1分ブラッシング。その後は軽く吐き出して洗口は1回だけという使い方をするとフッ素を口腔内に残すことができ、歯質強化ができます。
まだうがいができないお子さんや、虫歯のリスクが高い方は、歯に停滞しやすいフッ素ジェルを使うことをおすすめします
投稿者 藤井かおる歯科医院 | 記事URL
2023年8月16日 水曜日
歯ブラシの部分的な名前
歯科衛生士の長谷川です。
昨日までクリニックは夏休みでした。今日から今年の後半戦に突入です!気を引き締めていこうと思います!
今日は【歯ブラシの部分的な名前】について。
イラストのように、歯ブラシの各部に名前があります。ご存知でしたか?
私たち歯科衛生士がよく使う名前の第1位は「かかと」…前歯の内側をみがく時に使います。第2位は「つま先」…奥歯をみがく時に使います。もしかしたら「ここをみがく時は、かかとを使ってください…」なーんて無意識にお話ししているかもしれません。かかと?…カカト?…踵
!と困惑させてしまわないように気をつけます!歯ブラシのあらゆる所を使って、歯の表面をできる限りキレイにしましょう!
「歯みがき指導」は私たち歯科衛生士の重要な使命の一つです。歯の表面にはりついて増殖した口腔内細菌=プラークを最小限に維持することは、歯の健康だけでなく全身の健康につながることを知っているので、ついつい指導に力が入ってしまいます。ご自身の毎日の歯みがきでプラークをみがき落とせるのですから、力入れ所なのです笑。
歯科衛生士の指導で理解できない言葉はないですか?なるべく専門用語は使わないようにお話ししているのですが、時には専門用語を使った方がわかりやすい時もあるのでご了承ください。もちろん、その時は必ず説明を添えてお話ししています。わかりにくい時は遠慮なくおっしゃってください♪
2022年8月17日Facebookより
投稿者 藤井かおる歯科医院 | 記事URL
2023年8月16日 水曜日
もし宇宙で歯が痛くなったら?
歯科衛生士の長谷川です。
まだ残暑は続きますが、夜は涼しくお月様が澄んで見えるようになってきました。お月様へ旅行できる日は来るのか?
【もし宇宙で歯が痛くなったら?】
行宇宙飛士はどうするのか知っていますか?
1、痛み止めを飲む・・・それでも痛みが続いたら
2、歯を抜く・・・そうです。
フライトサージャン(宇宙航空医学の医師)の指導の下に、他の宇宙飛行士が歯を抜くようです。宇宙飛行士は「歯を抜く訓練」も受けているとか。私もビックリしました!
宇宙には歯を削る装置もなく、もし無重力で歯を削れば、水や削った粉などが散乱して大変なことになるらしい。宇宙飛行士になるには、虫歯の治療をし、口腔内が健康であることが条件の一つだそうです。日本人初の宇宙飛行士の毛利衛さんは「95年の選抜では親不知とむし歯の治療をしないままに2次選抜に臨んだため、不合格通知の紙にはしっかりと『歯科治療の必要を認める』という一文があった」と話されているそうです。虫歯予防が将来の夢や職業選択にも影響することを知りました。
投稿者 藤井かおる歯科医院 | 記事URL
2023年8月16日 水曜日
人間の一日の唾液量はどのくらいだと思いますか?
歯科衛生士の長谷川です。
人間の一日の唾液量はどのくらいだと思いますか?
今このブログを読んでいる間にも、お口の中で唾液は分泌しています。
唾液の分泌は、自律神経(交感神経、副交感神経)によって調節されています。
◉リラックスした状態では副交感神経が優位になり、サラサラ唾液が多く分泌され口の中がうるおいます。例えば、食事中はリラックスモード。アミラーゼという消化酵素(でんぷんを糖に分解する)を多く含むサラサラ唾液が分泌され、消化を促進させます。
◉ストレスを感じたり緊張した状態では交感神経が優位になり、ネバネバ唾液になります。例えば、仕事中や運動中。リゾチーム(細菌の繁殖を防ぐ)などを含んだネバネバ唾液が分泌され、身体を守ります。しかし、サラサラ唾液は抑制されるので口が渇いてしまいます。
サラサラ唾液もネバネバ唾液もそれぞれの作用があり大切です。しかし、 食事や寝る時間がバラバラの生活リズムは、自律神経のバランスが崩れ、唾液の分泌に影響してしまいます。
【人間の一日の唾液量】は約1〜 1.5リットル分泌するといわれています。
今このブログを読んでいる間は、サラサラ唾液が分泌してると思います。(リラックスしていませんか?)
唾液の分泌は自律神経により調節されているので、自分の意志ではコントロールできず、増やすことも止めることもできません。もちろん、唾液量は多い方がいい。いつでも唾液がネバネバで口の渇きが気になる方は、交感神経が優位になっているのかもしれません。毎日の生活を見直してみましょう。
2022年9月28日Facebookより
投稿者 藤井かおる歯科医院 | 記事URL
2023年8月16日 水曜日
妊娠中は赤ちゃんにカルシウムをとられるからむし歯になりやすいて、ホント?
【妊娠中は赤ちゃんにカルシウムをとられるからむし歯になりやすい】
って聞いたことがありませんか?私も妊娠中に言われたことがあり、大きなお腹を抱え虫歯の治療で歯医者さんに通った経験もあります。妊娠中のむし歯は仕方ないのでしょうか?
本当は
【お母さんの歯からカルシウムが溶け出して歯が弱くなる、むし歯になりやすいことはありません!】
妊娠中のお母さんのお腹の中では、赤ちゃんの骨や“歯の芽”が作られる時期。お母さんの食べたカルシウムが胎盤を通り赤ちゃんに届きます。だから妊娠中も栄養バランスのとれた食事からタンパク質やカルシウムがたくさん必要です。
妊娠中にむし歯になりやすいと言われる理由は、“つわり”で歯磨きができなかったり、嗜好が変化すること、出産近くなると食べる回数が増したりしてむし歯が急に悪化することにあるようです。
また他に、妊娠中のホルモンバランスの変化により、歯肉が腫れ出血する“妊娠性歯肉炎”や、“妊娠性エプーリス”という歯茎のできものができることもあります。
いずれも“妊娠”による生活習慣やホルモンバランスの変化が原因です。出産し生活習慣が整うと症状が改善していきますが、一番の薬は【歯みがき】。妊娠中も歯の表面のプラーク(口腔内細菌の塊)をキレイに落としましょう!
私もつわりの時期はご飯の匂いが全くダメで、ところてんとサイダーしか喉を通らなかった思い出があります。今考えると、両方とも酸性の食品(=歯を脱灰させる)だし、歯みがきもテキトーだったし…今ごろ反省。「赤ちゃんにカルシウムをとられるから、お魚をたくさん食べなさい」という母の言葉を思い出し…今ごろ感謝しています。
2022年10月19日Facebookより
投稿者 藤井かおる歯科医院 | 記事URL