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2023年8月18日 金曜日
歯の寿命
虫歯の治療をして詰め物や被せ物をしている方がいらっしゃると思いますが、その歯はあとどれくらい寿命があるでしょう。
歯にも治療できる回数がある程度決まっており、1本の歯が抜歯に至るまでに治療を受けられる回数は約6回と言われています。1度虫歯になった歯は5〜10年間隔で再治療の可能性が高く、約3回でその歯は神経を失うリスクに直面します。神経を失った歯は、生きている木と枯れている木ほど強度が異なるため何かを噛んだ拍子に歯が割れて突然失うというリスクも抱えるようになります。
そこで、大事になるのは再治療が必要になるまでどれだけ良い状態で時間を稼ぐことができるのかということが歯の寿命を延ばすポイントとなってきます。
歯を清潔に保つことはもちろんですが、詰め物、被せ物の材質、精度も重要になるでしょう。今、もし治療中の方がいらっしゃるのであれば、自分の歯の寿命はどれくらいなのか…と考えながら詰め物や被せ物を選ぶと自分の歯を長く保っていけるかもしれません。
投稿者 藤井かおる歯科医院 | 記事URL
2023年8月18日 金曜日
昔の欧米のお姫様や女王様の肖像画に「歯」はめったに描かれてない⁉︎
昔の欧米のお姫様や女王様の肖像画に「歯」はめったに描かれてない⁉︎って知っていましたか?なぜなら「酷いむし歯だらけだった」からという説があるそうです。
確かに、私の記憶にある肖像画は歯を見せて笑っている記憶はなく、骨格性下顎前突を勉強した時に見たハプスブルグ家の肖像画も皆口は閉じていたし、大好きだった『ベルサイユのばら』に出てくるマリーアントワネットの肖像画も口を閉じている…あの時代は地位が高い女性ほど幼い時に政略結婚させられ、つらい毎日を慰めてくれたのは甘くて美味しいお茶とお菓子だったのかもしれません。(美味しいものを食べると幸せを感じますよね〜笑)
砂糖の始まりは2400年前のインドから。十字軍がヨーロッパに持ち帰り、その後砂糖が栽培・生産され…1728年フランスで近代歯科医学の基礎が確立したそうです(フランス革命の前)。砂糖はもともと【薬】だったそうで、中世ヨーロッパでは、結核の治療など10種以上の効能があるとされ、薔薇の砂糖漬けは熱冷ましとして用いられ、貴族たちのための高価な贅沢品だったそうです。しかし、大量生産され安価になり【食品】として広まるにつれ虫歯で苦しむ人が増えてきて歯科医学が必要になったと考えられます。
日本に伝わったのは奈良時代。遣唐使が中国から蔗糖を持ち帰ったのが初め。日本でも大変高価な貴重品でやはり【薬】として使われていたそうです。一般庶民が手にできるようになったのは明治時代から。世界と比べると、つい最近ですね。
甘くて美味しい物はまた食べたくなる。それは今も昔も同じ。私は「今日も頑張ったご褒美♪」なーんて今日もアイスクリームを食べてしまいました汗。糖質は知らず知らずのうちに砂糖以外の食品からも摂っていますから、甘い物は食べ過ぎず適量で(砂糖は【薬】でしたし)。そして、美味しい物が美味しく食べられますように、白い歯を見せて笑えますように、虫歯・歯周病予防していきましょう!
投稿者 藤井かおる歯科医院 | 記事URL
2023年8月18日 金曜日
ガムでむし歯予防
今回はガムを咬むことによるむし歯予防についてお話します。
近年ではむし歯予防を目的としたガムが販売されていますが、それぞれにはどのような効果があるのでしょう。
ガムの効果について知るには、まずむし歯の成り立ちを知っておくことが大切です。
歯垢の中のむし歯の原因菌は食べ物に含まれる砂糖を栄養にして酸を作ります。
歯は酸で溶けてしまうのですが、唾液の力で絶えず修復もされています。
溶けても修復されれば歯を健康に保つことができますが、歯を磨かないで歯垢がたまり続けると、溶ける⇄修復する、のバランスが崩れて歯は溶け続けて虫歯になってしまいます。
むし歯予防のためには虫歯の原因菌を減らすこと、歯の修復能力を上げることが必要になります。
・ポスカガム
元々『ポスカガム』というものがあり、リン酸化オリゴ糖カルシウムという、むし歯の原因となる酸を作らない食品素材で、日本歯科医師会推薦、(財)日本学校保健会推薦、(社)日本学校歯科医会推薦商品で”特定保健用食品(トクホ)”の認定も受けています。
世界7カ国で特許を取得している、北海道産じゃがいも由来の唾液に溶けやすいカルシウム素材です。
このポスカガムに『+緑茶エキス(フッ素)』が含まれているのが『ポスカFガム』になります。
食事やお菓子を食べるとお口の中は酸性に傾き、歯からカルシウムが溶け出しますが、この状態が長く続けば虫歯になります。
歯から溶け出したカルシウムは『唾液に溶けたカルシウム』からしか補給できませんが、ポスカは唾液に溶けやすい『水溶性のカルシウム』なので、すばやく中性に近づけます。
ポスカガムを習慣的に咬んでいれば『唾液に溶けたカルシウム』が効率的に歯に届くため初期虫歯を修復する効果があります。
健康な歯と同じ構造を持った結晶が復元する、再結晶化(再石灰化よりさらに修復効果がある)が世界初で実証されています。
緑茶エキスは、ポリフェノールを低減してフッ素が唾液に溶けやすいように工夫された素材ですが、キシリトールも含まれているので虫歯になる酸を作りません。
・キシリトールガム
キシリトールの主な原料は白樺や樫などの樹木です。
プラムやイチゴ、バナナ、ラズベリーなどの果実にも多く含まれています。
キシリトールは砂糖と同じくらいの甘さがあるのに(カロリーは砂糖の約75%)、砂糖と異なり、虫歯の原因となる酸の材料にならず、細菌に酸を作らせません。
虫歯の原因菌に対して活動を抑える作用も認められていて、歯垢独特のネバネバもさらっとしたものに変えて歯ブラシで落としやすくなります。
虫歯の原因菌が砂糖を取り込めなくなる効果もあります。
さらに、キシリトールの甘さで唾液がたくさんでることで、唾液中のカルシウムを安定させて、歯にもう一度運ぶ働き(⁼歯の再石灰化)が促進されるので歯を丈夫にする効果もあります。
・リカルデントガム
リカルデントは歯の表面のエナメル質の主成分であるリン酸カルシウムとタンパク質の複合体で、成分は牛乳に由来しています。
高濃度のカルシウムとリン酸を歯のエナメル質の内側に効率よく届けることで、溶けた歯を修復しますが、『乳製品を多く摂取する人は歯も丈夫である』ことに着目し開発されました。
リカルデントにはむし歯の始まりを抑える脱灰抑制効果や歯のエナメル質にミネラルを戻す再石灰効果(キシリトールの2倍の効果があるといわれてます)、歯を溶けにくくする耐酸性効果があると言われています。
牛乳由来の成分なので、アレルギーのある方は摂取に注意が必要です。
ガムは長時間口の中で咬んでいられるので、虫歯になりやすい場所とも接触し、歯に物質を送り届ける手段としては最適とも言われています。
また、咬むことで唾液がたくさん出るということもガムの利点と言えるでしょう。
ガムは味がなくなっても5〜10分間咬み続けてください。
持続的に摂って初めて効果が出るので、1日2〜3回咬むことを習慣にすると良いでしょう。
ここで注意が必要なのは、ガムはあくまでも補助的なものでガムだけで虫歯予防は不可能であるということです。
正しい歯磨きやフッ素の使用、規則正しい食生活や歯科医院での定期健診やPMTC(歯のクリーニング)などに取って代わるものではなく、これらを補足することでより効果を高めるものであることを忘れずにいてください。
また、咬みしめや歯ぎしりの悪習癖がある方がガムをたくさん咬むと、さらに咬む力が強くなってしまうことがあるのでご注意ください。
投稿者 藤井かおる歯科医院 | 記事URL
2023年8月18日 金曜日
子供用フロスについて
今日はお子さん専用のフロスについてお話したいと思います。
一歳半健診などで初めて来られるお母さんに「フロス使っていますか?」と聞くと約半分くらいの方が「使っていないです
」と答えています。
フロスは歯ブラシが少しずつできるようになってくる1歳半〜2歳頃から使い始めてください。
歯と歯の間の汚れは歯ブラシの毛先が届きにくいためきちんと取り除くことができません。目視では虫歯を発見しづらいのでレントゲンを撮ってみると小さな虫歯ができている!なんてことも多くあります。
歯ブラシとフロスを一緒に使うことによって9割近くの汚れを除去できると言われています。
日々のフロスを心がけて虫歯を予防することが大事です!
大人用のフロスだとサイズが大きいので使う際は子ども用のフロスを使うようにしてください。子どもは痛みを感じると嫌がるようになってしまいますので無理せず上手く使えない場合は医院で使い方を確認することができますので、ぜひご相談ください☺︎
2021年7月16日Facebookより
投稿者 藤井かおる歯科医院 | 記事URL
2023年8月18日 金曜日
駐車場のポールについて
開院以来、わが駐車場ですが、通り抜けられては、ポールにぶつけられ、修理を繰り返す始末。
さすがに住宅地側をふさいだのはもう3年前。
それでもなくならないのは、迷惑駐車。
近くのコイン駐車がほぼすべて「1日貸し」になったのも影響は大きいでしょう。
先々月は奥側のポール、先月は手前のポール、どちらも当て逃げされまして、さすがにヘロヘロになってしまいましたので、2度目の全面修理を致しました。
以前より、15センチ高くはなりましたが、雨の日とか暗い日は緑色なんで目立つかどうかが心配です。
これ結構高いので、本当に大切にしたいものです。
地元の造園屋さんにまたやってもらいました。
専門じゃないのに本当すいませんでした!!
投稿者 藤井かおる歯科医院 | 記事URL
2023年8月18日 金曜日
むし歯のになりにくいアイス、おやつ
みなさん、こんばんは、保育士の依田です!
梅雨明けして、急に猛暑日がやってきましたね。身体がまだ暑さに慣れてないこの梅雨明け時が1番熱中症になる方が多いそうです。みなさん、水分補給や休息をしっかりとって体調崩されないように気をつけてくださいね
先日、衛生士の田中さんの書いていた投稿(バニラアイスは虫歯になりにくい!)を読んでなるほどー
と思った私。
あまりの暑さにアイスが食べたくなったり炭酸飲料をガツンといきたくなる方も多いと思います。
そこで虫歯になりにくいおやつ・キシリトールを使ったバニラアイスを自分で作ってみました
キシリトールは虫歯の原因にならないだけでなく、むし歯の発生や進行も防ぐそうです。もちろん、キシリトールでなくて、普通のお砂糖でもバニラアイスが作れます!お砂糖で作っても、普通のおやつよりはむし歯になりにくいのでオススメです☆
★ 材料★
生クリーム( 植物性)…200cc
卵…2個
バニラエッセンス…3滴
キシリトール…大さじ3
①【生クリーム+キシリトール】【卵黄+バニラエッセンス】【卵白のみ】を3つのボールに別々に入れて泡立て器で泡立てる。
③バットに流し入れ、冷凍庫にいれて冷やし固める。
私は無印の琺瑯タッパーみたいなやつにいれてみました!
食べてみるとふんわりクリーミーで、市販のバニラアイスより高級感を感じました
自画自賛!(笑)
固まるのには時間がかかりますが、作る工程だけは20分程度で出来てとっても簡単なので甘いものが大好き
でも虫歯になりたくない方は是非作ってみて下さい
大人の方はアイスコーヒーに乗せてコーヒーフロートにしても良さそう
あっでもコーヒー飲み過ぎたら着色しちゃうから注意ですね!(笑)
投稿者 藤井かおる歯科医院 | 記事URL
2023年8月18日 金曜日
真夏は水が美味しい季節
歯科衛生士の長谷川です。
真夏は水分補給が欠かせません。冷たい飲み物は体の中から冷やしてくれるので、美味しい季節です♪皆さんはどんな物を飲んでいますか?
人間の体の60%は水分でできています。その水分の出入りは一日2.5L。その内、飲み水として必要な量は1.2L。夏場は汗をかく分、意識して水分を摂ることを心がける必要があります。運動や屋外での作業などのために発汗量がいつもより多いときにも、それに見合う水分を摂らなければなりません。水分が不足すると熱中症や脳梗塞、心筋梗塞などを発症する危険が高まります。
口腔内に潤う水分=唾液。一日に1〜1.5L分泌しています。その内の99.5%は水分。水分不足になると唾液の分泌も低下し、口腔内環境が悪くなることが考えられます。虫歯や歯周病予防からも水分補給が大切です!
【 健康のための水の飲み方 】(厚労省HPより抜粋)
▶︎渇きを感じてから水を飲むのではなく、渇きを感じる前に水分を摂ることが大事。→のどの渇きは脱水が始まっている証拠
▶︎水分が不足しやすい時(①就寝の前後 ②スポーツの前後・途中 ③入浴の前後 ④飲酒中あるいはその後等)に水分を摂ることが重要。
▶︎水分の摂取量は多くの方では不足気味であり、平均的には、コップの水をあと2杯飲めば、一日に必要な水の量を概ね確保できる。
▶︎摂る水分の砂糖や塩分などの濃度が高いと、吸収までの時間が長くなる点に注意が必要。
▶︎アルコールや多量のカフェインを含む飲料は、尿の量を増やし体内の水分を排せつしてしまうので、水分補給としては適さない。
▶︎腎臓・心臓等の疾患の治療中で、医師に水分の摂取について指示されている場合は、この指示に従う。
汗で失われた水分とナトリウムの補給ができるスポーツドリンク。冷たいと甘くて美味しいですよね〜♪ しかし、溶けている砂糖の量を考えると…飲み方により虫歯の原因になります。健康のために、必要な時に必要な量を飲むようにすることも大切です。
投稿者 藤井かおる歯科医院 | 記事URL
2023年8月18日 金曜日
歯科専用と市販品の違い
今回は前回投稿しましたキシリトールガムの補足として、歯科専用と市販品の違いをお話しします。
キシリトールが白樺やかしの木などの原料から作られる天然素材の甘味料であることは、前回のコラムでお話しした通りです。
砂糖と同じくらいの甘みがあるのにカロリーはお砂糖の70%、酸を産生しないことが虫歯予防として大きな魅力になることから様々なキシリトールガムが販売されています。
キシリトールガムは歯医者さん以外でも、街中のスーパーでも多くの種類が販売されていますが、歯科専用のキシリトールガムと市販のキシリトールガムではキシリトールの含有量が異なります。
この含有量の違いはキシリトールガムの特徴や効果に大きく影響してきます。
・歯科専用キシリトールガムの特徴
歯科専用のキシリトールガムは矯正装置をつけている方や義歯を使用している方にも食べやすいように、歯にくっつきにくガムベースを使用しています。
市販品の約2倍の固さがあり、咀嚼力を鍛えることができますし、しっかり咬むことで唾液の分泌を促すことにもつながります。
また、初期虫歯である『脱灰』を修復する『再石灰化』を促進するために再石灰化増強成分を多めに配合することで、歯の主成分である『リン酸カルシウム』と『フノラン』を市販品より多く配合しています。
・キシリトールガムの選び方
①キシリトールガ製品に含まれている甘味料の割合が50〜60%以上を占めていること
糖質中におけるキシリトールの割合が50%を超えていることを確認し、できるだけ高配合のものを選びましょう。
市販されているキシリトールガムの場合、キシリトール配合と書いてあっても、微量しか配合されていない場合もあるので注意が必要です。
②キシリトール以外の甘味料は低酸性のものを使用していること
キシリトールが配合されていても、砂糖など酸が出る甘味料が入っていては意味がありません。
「シュガーレス」表示を確認し、糖類が0gであるかの確認が大切です。
③クエン酸などの酸を含んでいないもの
柑橘類などの香料が多量に含まれる場合、酸を産生する可能性があるので配合されていないものを選びましょう。
・キシリトールガムの効果的な咬み方
①1日に5~10g摂取する
むし歯予防に必要なキシリトールの量は1日5~10gです。
歯科専用のキシリトールガムには、1粒につきキシリトールが1.3g含まれているので、1日4粒~8粒を目安に摂取してください。
②一度にたくさんより、何度かに分けて摂る
おすすめのタイミングは食後や間食後です。
朝食後・昼食後・おやつの後・夕食後・就寝前などに取ると良いでしょう。
食後お口の中に残った糖分や酸を唾液で洗い流すために、歯磨き前に咬むのがポイントです。
そして、一度にたくさんより1日の内3~4回以上に分けて摂取します。
キシリトールが100%配合されているガムであれば就寝前に摂取しても問題ありません。
③ガムは味がなくなっても5~15分咬む
咬み始めて最初に出てくる甘い味がキシリトールです。
特に、100%キシリトールを甘味料に使用している場合は味が持続しないことが多いですが、 味がなくなっても唾液の分泌を促進するために5~15分咬みましょう。
効果的にキシリトールガムを摂取し始めて2週間ほどでプラーク(歯垢)が付きづらくなり、3か月でミュータンス菌に対する効果が現れてむし歯になりにくいお口の環境にすることができます。
まだガムを咬めないお子様には、歯科専用のキシリトール100%のタブレットもあります。
今後キシリトールガムを購入されるときは、商品の裏面にもご注目ください。
投稿者 藤井かおる歯科医院 | 記事URL
2023年8月18日 金曜日
動物ってむし歯できるの?
こんにちは。歯科衛生士の田中です。
人間はむし歯になりますが、動物もむし歯になるの?と思ったことはありませんか?
結論から言うと、動物は、普通はむし歯にはなりません。なぜなら、ふだん動物は砂糖(ショ糖)の入ったものを食べないからです。
むし歯は、砂糖などを食べて、歯のエナメル質が溶けるためにかかる病気です。野生で生きている動物が食べるものには砂糖など入っていません。ですから虫歯にはならないのです。
しかし、動物園の動物は、人から砂糖の入った甘い物をもらうことがあります。そのために、むし歯になる動物もいます。また、ペットとして飼っている犬や猫も、甘い物を食べることがあるためにむし歯になることがあります。
野生の動物は、誤って石を噛んだり、獲物を襲う時に力を入れ過ぎて、牙を折ったりして歯に傷ができ、そこからむし歯になることがたまにあるようです。また、年をとった動物では、歯が擦り減り、そこからむし歯になることもあるそうです。ただし野生動物は、むし歯になるとしっかり食べ物を食べることができなくなるので寿命が短くなり、早く死んでしまうそうです
近年では、犬や猫などペットのむし歯は増えています。これは人間がむやみに甘い物を食べさせることが原因です。可愛いからといって甘いものを与えるのは、動物にとっては、歯を失うと同時に寿命を縮めることにも繋がることを覚えておきましょう
投稿者 藤井かおる歯科医院 | 記事URL
2023年8月18日 金曜日
卵で実験!フッ素の働き
今日はお子さんたちは夏休み中ということで、歯科に関連する自由研究について調べてみました
◎卵で実験!フッ素の働き
用意するもの:フッ素入り歯磨き粉、お酢、卵(赤いものが観察しやすい)、ビーカー(なければ透明の入れ物)、油性マジック、キッチンペーパー
卵を使う理由は、卵の殻と歯の成分は同じカルシウムやリンなどのミネラルでできています。
この実験では卵を歯に見立ててフッ素の働きを観察します。
①卵の真ん中に油性マジックで線を引き、半分に○マークを、もう半分に
マークを書く。
②○マークを書いた方にフッ素入り歯磨き粉を塗る。
③濡らしたキッチンペーパーでくるみ、半日ほどおく。
④半日後、歯磨き粉を拭き取り2倍に薄めたお酢に卵を入れる。
⑤卵の様子を確認!
〜結果〜
マークの表面に発生した泡は卵の殻がお酢の酸に溶かされて出てきた。
歯磨き粉の中に含まれているフッ素が○マークを守り卵を強くする。
結果までお伝えしてしまいましたが、ぜひやってみてください
最近の歯磨き粉にはほとんどフッ素が含まれていますが、自分が使っている歯磨き粉にもフッ素が含まれているかどうかを確認して歯を酸から守り虫歯予防をしていきましょう!
投稿者 藤井かおる歯科医院 | 記事URL