2023年8月16日 水曜日
自費診療について
藤井です。
今日は自費診療についての私の考え方をお話ししたいと思います。昔、まだ勤務医の頃、患者さんからクレームで、自費の選択肢しかないような言われ方をしたと言われてしまったことがあります。何年か前には、これはスタッフが対応したものですが、一通り説明されて最終的に患者さん本人が、保険という選択肢を選んだことを屈辱に感じた。と言われたこともあります。
良りよい治療方法を提供しようとすると熱い性格が故に力が入り過ぎてしまうのか、結果的に自分の価値観を押し付けてしまう。こう言ったクレームは本当に反省しなければならないと思います。相手があってのご相談なのに、相手の気持ちを察することができず、寄り添えなかったことがこう言ったクレームの根本にあるんだと思います。
しかし治療の選択肢は誰にも均等にあり、治療方法を知る権利もあります。なので、治療の選択肢は毎回必ず皆さんにご説明をしています。生活保護の方にもインプラントの説明もします。お金に困っている方に高い治療の説明をするのはむしろ失礼だと思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、勝手にこちらで足元を見て、この人は一番安くできる治療にしておいてあげよう!と采配することが正しいとは私は思いません。
今は被せ物のご相談等はスタッフがすることがほとんどになりましたが、出来うる全ての治療についての説明をした上で、投げるだけでなく、患者さんからの聞き取りをしっかりとし、どこに価値観のある方なのか、何を目標としているのか、こちらから患者さんにしっかりと寄り添い、受け止め、最終的に納得できる形で結論を出していただけるよう、コミュニケーションをしっかりととりながら、最適の結論に導くお手伝いができたらと思っています。
治療内容でおなやみの方はご相談ください。
2021年8月30日Facebookより
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