2023年8月18日 金曜日
何故歯磨きチェックが必要なの?
歯科衛生士の長谷川です。
今日は「歯みがきチェック」(別名:染め出し、赤染)のお話です。
「歯みがきチェック」=「歯みがきができてないテスト」
と思ってストレスに感じている患者さんもいらっしゃるのではないでしょうか?「これが一番嫌なのね…歯医者に来て一番ドキドキするわ。」とおっしゃる方も。毎度毎度磨けていないと責められてるように感じてしまうのでしょうか。(全く責めていませんのでご安心くださいませ)
では、なぜ「歯みがきチェック」が必要なのでしょうか?
歯の表面にベタベタとくっつくプラークは口腔内細菌の集合体でむし歯や歯周病の原因であり、歯と同じ色をしているので目立ちません。だから、見落としやすく、みがき残したままにしておくとむし歯や歯周病が進行する恐れがあります。予防のためには、みがき残しやすい場所を染め出し液などで見えるようにして知ることがとても重要なのです!
いつも赤く染まる所は特に予防が必要ですから、毎日のブラッシングを改善していきましょう。そして、いつも赤く染まる所は特に予防が必要ですから、私たち歯科衛生士が変化がないか経過を観察しながらプロフェッショナルケアでお手伝いをしていきます。機械を使い歯面清掃していく時に赤く染まっていると的確にプラーク除去ができるのです。
過去の研究からも、歯科衛生士によるプロフェッショナルケアによりプラークは歯面につきにくくなり、また歯科衛生士による口腔衛生指導もあることでプラークスコアを改善させ、良好なプラークスコアを長期的に維持することができると示されています。
このように「歯みがきチェック」で歯を赤く染めることは、むし歯と歯周病予防に大切です。「歯みがきができてないテスト」ではなく「気をつける所チェック」だと前向きに捉えていただければ、もっともっと口腔内の健康維持に役立つと思います!
2021年3月17日Facebookより
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